防水プリカサイズ一覧

防水プリカサイズ一覧

 一般的な呼称は防水プリカチューブですが、正式にはビニル被覆金属製可とう電線管。
「可とう」とは漢字で書くと「可撓」難しい字ですね。意味は柔軟性を持ち、曲げられることです。
曲げられるといっても、曲率には限度があります。具体的には下表の曲げ半径を参照してください。
 また、繰り返しの曲げには対応しておらず、可動部に用いることはできません。可動部にはプリカは用いず、フレキシブルチューブが用いられます。プリカを用いるのは電線管をベンダで曲げるには無理のある狭い場所や、三次元に曲げる必要のある場所や、油圧ベンダが必要になるような太いパイプの場合などです。

 最近はベンダでパイプを曲げられる職人も減ってきており、安易にプリカが用いられる傾向があります。プリカは電線管に比べると高価であり、付属品も別途発生するため、割高になる点に気を付けなければいけません。
 主なメーカとして三桂製作所様のプリカチューブパナソニック社様のハイフレックススルーが有名です。
 標準プリカの外側を樹脂で被覆し防水性を持たせた構造です。
 通線する電線はケーブル等です。
 表面が樹脂であるため、耐熱性は低く、(~60℃)ボイラー室など、高温になる環境での使用には注意が必要です。

呼び 外径 [mm] 曲げ半径 [mm]
(内側)
接続できる電線管
薄鋼ねじなし 厚鋼電線管
#17 23.1 50 E19 G16
#24 30.4 70 E25 G22
#30 36.9 90 E31 G28
#38 44.9 150 E39 G36
#50 56.9 200 E51 G42/G54
#63 71.5 310 E63 G54
#76 85.3 380 E75 G70
#83 90.9 400   G82
#101 110.1 500   G92/G101

電線管との接続にはこちらのページにあるコンビネーションカップリングの使用が必要です。

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